(C) tuoitre |
2日と3日に発生した光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」の切断事故で、切断箇所2か所の溶接作業が23日未明に完了し、同日20時頃までにインターネットアクセスが完全に復旧するという。
当初は21日までに溶接作業が完了し、同日中にアクセスも復旧する見通しだった。しかし、作業の遅れによりアクセス復旧は24日に延期され、更に悪天候の影響で25日に変更と報じられていた。
今回、香港沖約80kmとシンガポール沖約32kmの2地点で切断箇所が見つかり、復旧までに約3週間を要した。ただし、ベトナムの各通信事業者が迂回ルートの通信量を拡張するなどの対策を講じたため、ベトナムから海外へのインターネットアクセスに対する影響は限定的となっていた。
AAGは、ベトナムから海外へのインターネットアクセスで通信量の60%を担う最大のルートだが、2009年に運用が開始されて以来、トラブルが相次いで発生している。こうした中、各通信事業者は、AAGへの依存度を軽減すべく新たな光海底ケーブルの敷設を進めている。