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ホーチミン市5区のグエンチーフオン病院人工透析センターが12日、開業した。20台の人工透析装置を備えており、1日当たり50~60人の慢性腎臓病患者が利用できる。
グエンチーフオン病院は、数年前から日本透析医学会(JSDT)や田中泌尿器科医院(TUC)と協力関係にあり、日本側から透析センターの建設についてコンサルティングなどの支援を受けてきた。透析センター開業後の1か月程度、透析分野の5人の日本人専門家が同病院の医師や看護師の指導に当たることになっている。
同病院は2010年に2台の人工透析装置で透析治療を開始し、徐々に装置の台数を増やしていった。2015年には人工透析科を創設。約30台の装置を備え、150人余りの患者を治療してきた。しかし患者数は増加を続けている。
同病院は、今回の人工透析センターの開業と共に医師の生涯教育プログラム(CME)も実施して、慢性腎臓病患者が信頼できる病院として発展させて行く方針だ。