ハノイ市ノイバイ国際空港で3日に日本人男性(35歳)がゴールドとみられる金属製の彫像7体、計5kgを無申告で持ち出そうとした事件で、同空港税関支局は11日、密輸にあたるとしてこの日本人を捜査するため、刑事告訴したことを明らかにした。
この日本人は、日本航空(JAL)のJL752便で成田へ向かうところだった。銀色の彫像7体は手荷物の中から見つかった。本人はゴールド製だと認めたが、税関に申告しておらず、出所を示す書類も提出できなかった。
彫像からサンプルを採取して成分検査を行った結果、彫像7体はいずれもゴールド製と確認され、金額にして総額約70億VND(約3200万円)相当に上ることがわかった。この日本人は、密輸の罪で刑事処分を受けることになる見通し。