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ホーチミン市5区バントゥオン通りにあるキムビエン市場で6日午前、塩酸の入ったポリタンクが大破し、近くにいた5人が塩酸を浴びて軽度から重度の火傷を負う事故が発生した。
1人の男性が塩酸7kgの入ったポリタンクを市場から運び出してバイクにくくり付けていたところ、タンクが地面に落ちて割れ、中の塩酸が飛び散ったという。この事故で、タンクを運んでいた男性のほか、現場近くの工事現場で作業中だった建設作業員3人とバイクを運転していた通行人1人の計5人が塩酸を浴びた。
タンクを運んでいた男性は軽傷を負ったが、事故発生直後に現場から逃走した。残る4人はチョーライ病院に救急搬送され、応急処置を受けた。1人は重度の火傷を負い、集中治療を受けている。男性に塩酸を販売した店舗の管理者は、この塩酸は床掃除用に希釈したものだったと話している。
化学薬品を専門に取り扱う同市場は、「死神市場」とも呼ばれている。同市はこの「死神市場」を早急に移転するとの計画を明らかにしているが、依然として業者と客で日々賑わい、取り引きが交わされている。