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保健省によると、7月のデング熱感染者は5561人に上り、うち2人が死亡した。年初7か月では全国46省・市で約4万5000人が感染し、うち14人が死亡した。感染者数は前年同期に比べ3倍近く増加している。
最近感染者数が急増しているのは、ホーチミン市、南中部高原地方の◇ダクラク省、◇ダクノン省、◇ザライ省、◇コントゥム省、メコンデルタ地方の◇アンザン省、◇ドンタップ省、南中部沿岸地方の◇カインホア省、◇フーイエン省、◇ビンディン省など。保健省は8つの検査チームを組織して、各地でデング熱対策を指導している。
保健省の専門家は、感染者が急増している原因として、雨期に入ってデング熱シーズンに入ったことに加え、今年はエルニーニョ現象で平均気温が高く、さらに干ばつで各家庭で水を汲み置きしているため蚊の発生しやすい条件が揃っていることなどを指摘した。
南中部高原地方は、これまでデング熱が流行したことがあまりない。蚊の発生を防止するためには、水溜りを作らないことや、水を汲み置く場合は蓋をすることなどの対策が必要だが、同地方ではこうした方法が正しく理解されていないという。