ハノイ市ノイバイ国際空港税関支局は3日23時頃、日本人乗客がゴールドとみられる金属製の彫像7体、計5kgを無申告で持ち出そうとしているのを発見した。
この日本人は、日本航空(JAL)のJL752便で成田へ向かうところだった。ゴールド製とみられる銀色の彫像7体は手荷物の中から見つかった。本人は、彫像について1650万円相当のゴールド製だと話しているという。
同空港税関支局は彫像を没収し、成分を明らかにすべくサンプルを採取して詳しい調べを進めている。万が一これらの彫像がゴールド製だと確認された場合、この日本人は密輸の罪で刑事処分を受けることになる。
これに先立ち、同空港では7月にもベトナム人乗客2人がゴールド密輸の容疑で逮捕された。2人は空港関係者のほう助を受けて搭乗前に座席にゴールドを仕込んでおき、韓国へ密輸しようとしていた。同事件に手を貸したとみられる空港関係者も逮捕されている。