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カンボジア北西部バタンバン州の駐カンボジア・ベトナム総領事館は26日、同州ベトナム系カンボジア人協会と協力し、同州エクプノン郡カオチベン村で越僑(在外ベトナム人)向けの学校を開校した。
同校は同州トンレサップ湖周辺に住む259世帯の越僑の子供約120人のために、ベトナム外務省並びにホーチミン市当局が調達した資金で建設されたもの。同市ディン・ラ・タン党委書記は6月にカンボジアを訪問した際、学校の建設資金を贈与した。開校にあわせて総領事館は寄付を呼びかけ、同地域に住む越僑の各世帯にコメ3t、教科書、ノートなどを贈った。
トンレサップ湖は、水上生活者の数で世界最大規模を誇る。ベトナム人がこの湖で生活するようになったのは、ポル・ポト政権が崩壊した1979年からのこと。大半の世帯が貧困層で、カンボジア国籍も有しておらず、漁獲で生計を立てている。