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南中部沿岸地方ダナン市当局は、11日から18日にかけて市内での観光活動に対する取り締まりを強化し、中国人向け観光サービスを違法に提供・支援したとして、同市で活動する地場系企業3社に総額約4000万VND(約19万円)の罰金を科した。
観音像で有名なソンチャー区のリンウン寺では、許可証を有さない旅行ガイドが中国人観光客に対してサービスを提供していることを発見。この違反により、当局は同ガイドが所属するリードステップ観光サービス有限会社(Lead Step Travel And Service)に対し、1250万VND(約5万9800円)の罰金を科した。
また、ソンチャー区のタンロイ観光商業投資有限会社(Victoria Tourism)支社を立ち入り検査した結果、同社がベトナムへ入国する外国人の保証人としての義務を果たさず、保管用の書類を一切作成していなかったことを確認した。当局は同社に対して、1550万VND(約7万4000円)の罰金を科した。
更に、ネイチャーラブ観光サービス有限会社(Nature Love Service and Travel)の立ち入り検査を行ったところ、事務所でガイドと見られる中国人5人を発見した。当局は、外国人ガイドの違法雇用、外国人への法人資格の貸与などの行為で1250万VND(約5万9800円)の罰金を科したほか、2年間の国際旅行事業ライセンス取り下げ処分とした。
当局は、ガイドと見られる中国人5人のうち4人を強制送還するための手続きを進めている。