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6月27日に発生したアジア各国を結ぶ海底ケーブル「イントラアジア(IA)」の切断事故を受けて、切断部分の溶接作業が15日に開始された。当初計画から4日遅れの24日午前7時に作業が完了し、アクセスが復旧する見通しだ。
今回の切断事故により、国防省傘下のベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel Group)、CMCテレコム(CMC Telecom)、ネットナム(NetNam)の3社が同ケーブルを通じて提供するインターネットのアクセスに影響が出ている。当初計画では、12日から20日にかけて切断部分の溶接作業を行うことになっていた。
作業中はIAのサービスが停止されるが、ベトテルは「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」など別のケーブルの容量を増やし影響を最小限に抑えている。なお、IAはシンガポール、ベトナム、フィリピン、香港、日本を結ぶ全長6800kmのケーブルで、2009年11月に供用が開始された。