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世界自然保護基金(WWF)は、北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市を「2016年ナショナル・アースアワー・キャピタル(National Earth Hour Capital 2016)」に認定した。ベトナムの都市がアースアワー・キャピタルに認定されたのは今回が初めて。28日、同市で認定証の授与式が行われた。
これは、環境に優しい未来の地球に向けた行動と支援を呼び掛けるプログラム「2016年アースアワー・シティチャレンジ(Earth Hour City Challenge=EHCC 2016)」の一環。今年は世界21か国・地域の125都市が参加し、最終選考に残った都市が「ナショナル・アースアワー・キャピタル賞(National Earth Hour Capital Awards)」を授与され、「ナショナル・アースアワー・キャピタル」に認定された。
最終選考に残ったフエ市を含む18都市のうち、フランス代表のパリが気候変動問題に最もよく取り組んでいる都市として「2016年グローバル・アースアワー・キャピタル(Grobal Earth Hour Capital 2016)」に認定された。
フエ市は2020年までに、温室効果ガスの排出量を2011年比で▲20%削減することを公約し、公約の実現に向けて7つの行動計画を打ち出している。このうち、緑地の拡大による都市の緑化やグリーン観光開発、排水・廃棄物処理の効率向上、省エネの公共照明システムの導入、環境に優しい再生可能エネルギー・建材の使用などに注力する計画だ。
今回、ナショナル・アースアワー・キャピタルに認定された世界の各都市は、◇フエ(ベトナム)、◇ベロオリゾンテ(ブラジル)、◇ボルダー(米国)、◇チェンライ(タイ)、◇エドモントン(カナダ)、◇ジャカルタ(インドネシア)、◇ラッペーンランタ(フィンランド)、◇モンテリア(コロンビア)、◇ムルシア(スペイン)、◇パリ(フランス)、◇プタリン・ジャヤ(マレーシア)、◇キト(エクアドル)、◇ラージコート(インド)、◇サンタローザ(フィリピン)、◇深セン(中国)、◇シンガポール(シンガポール)、◇ツワネ(南アフリカ)、◇ウメオ(スウェーデン)の18都市。