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フィリピン食品大手ユニバーサル・ロビナ(URC)傘下のURCベトナム(URC Vietnam)が製造した茶系飲料「C2」及びエナジードリンク「ロンドー(Rong Do)」の鉛含有量が基準値を超えていた事件で、保健省調査機関は5月31日、同社に58億VND(約2900万円)の罰金を科した。
これに先立ち、保健省は同社に対し、鉛含有量が基準値(1L当たり0.05mg未満)を超えていた「C2」及び「ロンドー」の計3ロットを回収するよう命じていた。このうち1ロットについては、鉛含有量が基準値を超えていたが検査での許容誤差範囲内だったため、違反対象から外された。同社はこのほか、別の2ロットを自主回収している。
これまでに回収した製品10tは同日、同省調査機関代表者及び公安省環境警察局代表者の立ち会いのもと、紅河デルタ地方フンイエン省のごみ処理場で処分された。
なお、保健省調査機関は、同社の倉庫2か所についても検査した。いずれも密封状態や有害動物対策などに関する基準をクリアしていなかったため、それらを改善するよう指導し、10日までに結果を報告するよう指示した。