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ホーチミン市タンビン区15街区ファンフイイック通り15番地にあるマンション「フックイエン(Phuc Yen)」前で27日、外国人男性がひったくり犯に刃物で刺されて負傷するという事件が発生した。
負傷したのは、モロッコ人のラシッドさん(男性・34歳)。事件発生当時、ラシッドさんとベトナム人の妻チャン・ティ・トゥー・チャンさん(37歳)、娘(2歳)の3人は、車で同マンションに帰宅したところだった。マンション前で車から降りた瞬間、チャンさんは手に持っていた財布をバイクに乗った男2人にひったくられたが、犯人が着用していたレインコートを引っ張って転倒させた。
ラシッドさんは、妻の財布を奪い返そうと男2人に殴りかかり、犯人に刃物で額と胸部を刺されて大量出血し、その場で気を失った。犯人はラシッドさん夫婦を助けようと駆けつけた近隣住民に向けて刃物を乱暴に振り回し、共犯らしき別の男2人と共に現場からそのまま逃走した。
ラシッドさんはチョーライ病院に搬送され、応急処置を受けて、命に別状はないことが確認された。チャンさんの財布は現場に落ちていたが、ラシッドさんが携帯していた現金1万USD(約110万円)と携帯電話2台が奪い去られたという。同区警察は男らの行方を追うと共に、裏付け捜査を急いでいる。