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ホーチミン市人民委員会はこのほど、第2小児病院など市内3か所の建物や場所を都市級歴史文化遺跡として認定することを決定した。第2小児病院は、同市の医療施設として初めての都市級遺跡となる。
新たに都市級歴史文化遺跡に認定されるのは、以下の3か所。
◇第2小児病院:14 Ly Tu Trong St., Dist.1
◇レクイドン(Le Quy Don)学校(中学校と高校):110 Nguyen Thi Minh Khai St., Dist.3
◇バクダン船着場のトゥーグー(Thu Ngu)国旗掲揚台:Ton Duc Thang St., Dist.1
第2小児病院は150年近い歴史を有し、今なお現役の病院だ。1区リートゥチョン(Ly Tu Trong)通りとチューマインチン(Chu Manh Trinh)通り、グエンズー(Nguyen Du)通り、ハイバーチュン(Hai Ba Trung)通りの4つに囲まれた面積8.6haの敷地に立っている。
同市文化スポーツ局傘下遺跡保存センターの資料によると、第2小児病院は、1868年にフランス軍の医療施設として建てられた「海軍医院」が前身だという。一般市民を受け入れるようになったのは、1873年からのことだ。
その後、何度も名称が変わり、1978年6月1日に現在の「第2小児病院」となった。同病院には、フランスのアルベール・カルメット(Albert Calmette)やアレクサンドル・イェルサン(Alexandre Yersin)など世界的に著名な医師が数多く勤めていた。