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ホーチミン市を流れるニエウロック・ティゲー運河で17日、同運河に生息する魚が大量死した。死んだ魚のほとんどがティラピアやコイで、特にフーニュアン区と3区の間で大量の魚の死骸が水面に浮かび、悪臭を放っている。
これを受けて、当局は魚の死骸の回収・処分を行うと共に、運河に消毒剤を散布している。魚が大量死した原因は、前日の豪雨で下水道や住宅地からの汚水が運河に流れ込んだことと見られている。同運河では、2015年の同時期にも同じ現象が起きた。
ニエウロック・ティゲー運河は、タンビン区~フーニュアン区~3区~ビンタイン区~1区を流れる全長8.7kmの運河。以前は市内で最も汚染がひどく「悪臭の漂う運河」とも呼ばれていたが、10年間に及ぶ浚渫や両岸の植樹などの改修プロジェクトが2011年末に完了し、水質も改善され、魚も生息するようになっている。
また、2015年9月からは、定員2~6人または定員20人の手漕ぎボートに乗って1区のティゲー橋から3区のビンギエム寺まで同運河を遊覧するツアーも開始された。しかし、ごみの投げ捨てや魚釣りが横行し、問題となっている。