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北中部地方ハティン省、クアンビン省、クアンチ省、トゥアティエン・フエ省に跨る全長200km余りの沿岸一帯で、4月中旬から大量の魚の死骸が波に乗ってビーチに流れ着いている現象で、クアンビン省当局は、魚の死骸を買い取る複数の冷凍トラックを発見、処分した。
買取業者が語ったところによると、「飼料生産用の原料として販売する」という。魚の死骸は通常の3分の1の価格で取引されている。業者に売る目的で、住民がビーチに大挙し漂着した魚の死骸を拾ったり、海に出て死ぬ寸前の魚を漁獲したりしている。
中には、ビーチで拾った魚を食べて中毒を起こす住民もいる。工場から海に流れた重金属を含む廃水が魚を大量死させた可能性もあるため、地元住民は魚の購入を控えており、市場では魚の価格が急落している。
なお、27日には南中部沿岸地方ダナン市及びクアンナム省の沿岸でも、魚の死骸がビーチに漂着した。地元当局は、水酸化カルシウムを用いて魚の死骸を埋却処分している。