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地球環境について考える日「アースデイ(地球の日)」の22日、2020年以降の気候変動対策に関する国際的な枠組み「パリ協定」の署名式が米国ニューヨークの国際連合本部で開催され、1つの国際条約に対する1日の署名国として過去最多となる175か国の代表が参加した。
ベトナムからはチャン・ホン・ハー資源環境相が、日本からは吉川特命全権大使・国際連合日本政府常駐代表が参加し、同協定に署名した。署名式では、国連ピース・メッセンジャー(平和大使)で俳優のレオナルド・ディカプリオ氏もスピーチを行った。
パリ協定は、2015年12月にフランスのパリで開かれた国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で採択されたもの。発効には、少なくとも55か国が同協定を批准しなければならないほか、これらの国で世界の温室効果ガス排出量の55%以上を占めることが条件となる。
175か国は、世界全体の平均気温の上昇を、工業化(1850年頃の産業革命)以前よりも摂氏2度以上上昇させず、十分に低い水準に抑えることなどで合意した。また同協定では、全ての先進締約国は、開発途上締約国のクリーンエネルギーへの移行、及び気候変動への適応を支援する目標を掲げている。