(C)VnExpress,Hai Hieu、ゴーコン通りの化学薬品販売店 写真の拡大. |
硫酸浴びせ事件が多発している。ホーチミン市では3月30日、若い女性2人が高濃度の硫酸を浴びせられ、1人が顔面に重度のやけどを負う事件が起きた。被害者は肉体的にも精神的にも一生、痛みを背負って生きることを強いられる。しかしホーチミン市ではいとも簡単に硫酸を入手できてしまう。
5区のキムビエン市場では約30の店舗で硫酸を販売しているが、高濃度のものは販売していないという。しかしそこから数百mの距離のゴーコン通り(5区)のある店では、高濃度の硫酸を販売していた。
ホーチミン市公安は同市人民委員会に対し、有害科学物質の売買、特に硫酸の管理が徹底されていないと何度も警告してきた。硫酸浴びせ事件の犯人らがいずれも、キムビエン市場や10区のトーヒエンタイン通りにある店で硫酸を簡単に入手できたと供述しているためだ。
同市市場管理支局のファン・ホアン・イエム支局長によると、商工省が厳しい管理規則を定めており、それに従って化学薬品販売店の検査や処分を厳格に行っているものの、儲け優先の店主らが客に販売してしまうケースが多いのが実情だという。