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農業農村開発省獣医局によると、2015年に犬に噛まれてワクチン接種を受けた人の数は全国で39万4000人に上るという。平均して1日当たり1079人が噛まれた計算になる。
12日には、ハノイ市バーディン区の路地裏で、ドーベルマンとロットワイラーの計4頭が近隣住民の女性と飼い主を立て続けに襲うという事件が起きている。襲われた飼い主と女性は重軽傷を負い、病院へ救急搬送された。
全国にいる犬の数は約1000万頭と推定されており、同省及び保健省が共同展開する2016~2020年の国家レベル狂犬病防止プログラム(認可待ち)では、全体の70%の犬に狂犬病予防接種を受けさせることを目標に掲げる。
現行規定では、都市部及び住宅密集地で犬を飼う場合、街区・村レベルの人民委員会に報告・登録しなければならないと規定されている。放し飼いは禁止されており、外に連れ出す際は首輪を使用しなければならないが、当局のずさんな管理により、大都市でもこの規定が無視されているのが現状だ。