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ホーチミン市中心部ではこのところ、当局が取り締まりを強化しているにもかかわらず、外国人のひったくり被害が続発している。
同市1区ダーカオ街区警察によると、同街区マックディンチー(Mac Dinh Chi)通り55番地で11日21時頃、日本人男性(36歳)がひったくりに遭い、現金6万円と時計、携帯電話、書類などの入ったかばんを盗まれたという。犯人は男1人で、同通りに立っていた日本人男性にバイクで近付きかばんを奪った後、そのまま逃走した。
また、同日に1区ファングーラオ街区ルオンフウカイン(Luong Huu Khanh)通りでエジプト人女性(22歳)が、12日に同街区ファングーラオ(Pham Ngu Lao)通りでスロベニア人女性(26歳)が、それぞれひったくりに遭い、かばんを盗まれている。
外国人のひったくり被害が続発していることを受けて、ディン・ラ・タン交通運輸相兼ホーチミン市共産党委員会書記は、被害者を探し出して謝罪するよう当局に求めた。当局は16日、被害者の1人のエジプト人女性と面会し、謝罪したという。