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メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島でビングループ[VIC](Vingroup)が運営するベトナム初のサファリパーク型動植物園「ビンパール・サファリ・フーコック(Vinpearl Safari Phu Quoc)」で、「多数の動物が死んでいる」との外国人動物専門家の指摘を受けて、同社は21日、体重150~200gのサル135頭が檻から逃走し、鳥類と哺乳類の動物100個体余りが死んだことを明らかにした。
これに先立ち、外国人動物専門家D氏は自身のブログに、同パークで鳥類1000個体余りと哺乳類700個体(うちキリン20個体)が死んでおり、サル約500個体が逃走したとの情報を掲載し、話題になっていた。
情報筋によると、この動物専門家は同パークで勤務することについてVICと交渉したことのある人物だという。VICは、動物が逃走・死亡した事実を認める一方で、D氏が指摘する千単位の逃走・死亡については否定している。
VICは2015年12月、同サファリパーク型動植物園(第1期)を開業。開業時点で、動物150種類・約3000個体を収集していた。この中には、ベンガルトラやアダックス、クロシロエリマキキツネザルなど世界各地を代表する野生動物のほか、フラミンゴ200羽、サイ100頭、キリン60頭などが含まれている。