(C) vnexpress, ホアンサ1号 |
小型潜水艦「チュオンサ1号」「ホアンサ1号」を自主設計・製造し話題となった紅河デルタ地方タイビン省在住の会社社長グエン・クオック・ホアさんは13日、同省タイトゥイ郡ジエムディエン町の海岸に「ホアンサ1号」を移動し、海洋での潜水実験を試みたが、地元国境警備隊から撤去を指示され、実験を断念した。
ホアさんは、2014年にも「チュオンサ1号」の海洋での潜水実験を行おうとしたが、「海洋での実験にあたり安全性を確保できない」として当局からの許可が下りず、実験を断念している。
今回の撤去指示の理由は、「国境地域における人や交通輸送手段の活動に関する規定を満たさない」というもの。これに先立ち、ホアさんは、「ホアンサ1号」の潜水実験を水槽中及び同省タイビン市中心部の湖で数度にわたり行い、見事に成功させている。
「ホアンサ1号」は、全長7m、幅2.5m、高さ2m、重さ9tの小型潜水艦。最大潜航深度は50m、最大潜航時間は3日間の計算だ。チュオンサ1号よりも優れた特長を有しており、無線通信装置や水中監視カメラ、ナビゲーションシステムなどを搭載。また、水だけでなく泥にも潜ることができるという。