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テト(旧正月)の元日の1週間前、旧暦12月23日は、ベトナムで「オンタオの日(Ngay ong Tao)」「オンコン・オンタオの日(Ngay ong Cong ong Tao)」などと呼ばれる「かまど(台所)の神様の日」だ。今年は2月1日がこの日に当たり、例年通りにお供え物市場が多くの人々で賑わった。しかし、今年は景気低迷の影響により、手頃な価格のお供え物が好まれた。
祭壇に供える小さめの赤い生きた鯉の価格は、養殖池で1kg当たり4万VND(約215円)で、市場では14万VND(約753円)にはね上がった。しかし、前年に比べると1万5000~2万VND(約81~108円)値下がりしている。
経済状況が伸び悩んでいる今年、支出を抑えたい消費者心理から、例年人気の割高な紙製冥器の代わりに手頃な価格の紙製冥器の売れ行きが好調だった。紙製冥器は、台所の神様用の帽子・衣服・履物・鯉がセットで4万~7万5000VND(約215~403円)。高級な紙製冥器は、1セット当たり20~25万VND(約1080~1340円)となっている。
また、この日は、野菜価格が低下したのに対し、お供え物として用いる食品、特に肉の価格が上昇した。
「かまど(台所)の神様の日」については、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「かまど神オンタオの日~ベトナムの旧暦12月23日~」を参照。