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韓国ソウルの仁川(インチョン)国際空港で1月29日7時30分ごろ、ベトナム人男性1人が自動出入国審査ゲートを破壊して同国に不法入国し、行方をくらますという事件が発生した。
自動出入国審査ゲートを破壊した際に警報が鳴った上、ゲートを通り抜けるのに2分かかったが、係員が現場に不在だったことから男性は誰にも気付かれず入国した。この男性は、大韓航空(Korean Air)のハノイ発の便で同日5時ごろに同空港へ到着。10時10分発の成田行きの便に乗り継ぐスケジュールだったが、途中の韓国で行方をくらました。
機内に残された男性のものと見られるカバンから電話番号が発見されており、警察はこれをもとに男性の行方を追っている。警察は、ベトナム人が多く住んでいる慶尚南道(キョンサンナムド)の金海(キメ)に知人がいると見て、同地域のベトナム人コミュニティを中心に捜査を進めている。
なお、2008年6月に仁川国際空港で導入された自動出入国審査ゲートは、事前に登録した旅券と指紋の情報を照会して乗客が自動で出入国審査の手続きを済ませるシステム。同空港に72か所のゲートが設置されている。