(C)Tin tuc |
ホーチミン市人民委員会は、2014年12月から物乞いやホームレスを保護施設に収容し、職業訓練や社会復帰のための教育を受けさせる政策を実施している。この活動で、物乞い生活から抜け出した人もいて、一定の成果を上げている。
同市労働傷病兵社会局の統計によると、2015年1月からこれまでに1272人を社会保護センターに収容し、うち763人を家族の元に帰らせた。センターでは3か月間、職業訓練を行ってから仕事を紹介している。これまでに400人余りが建設、樹木の手入れ、理容、縫製、コンピュータ修理などの訓練を受け、同じく400人余りが教育を受けた。ただ、企業に就職できたのは24人にとどまる。
こうした努力にもかかわらず、2区のカットライ三差路や1区の9月23日公園などでは、宝くじを売りながら物乞いをする人達がいる。市内の物乞いの約90%は、周辺の省・市の出身だ。これらの地方には、社会補助政策や保護施設がまだ整備されていないため、地方の家族の元に返しても、市内に舞い戻って物乞いをする人が少なくないという。
労働傷病兵社会局は市民に対し、物乞いにはお金を渡すのではなく、発見した場合は同局のホットラインに通報するよう呼び掛けている。