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ハノイ市中央産婦人科病院で22日午前7時25分頃、国内初の代理出産の胚移植によって体重3.6kgの元気な女の赤ちゃんが誕生した。帝王切開での出産となり、代理母と赤ちゃんの健康状態は共に良好だという。
ベトナムでは代理出産が法律で禁止されていたが、2014年6月に国会で可決された改正婚姻家族法で、女性が妊娠・出産できない場合の「人道的目的」のみで認められることになった。
紅河デルタ地方ニンビン省出身のチャン・ティ・ズエンさんは、子宮の異常で2003年に腹腔鏡下手術を受けたが、代理出産以外に子供を授かる術はないと医師から告げられた。法律の改正により代理出産が認められたことを受け、ズエンさんは46歳のおばに代理母を依頼した。
代理出産の実施は、中央産婦人科病院とツーズー産婦人科病院(ホーチミン市)、フエ中央病院(北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市)の3病院で認められている。代理出産が認められてから、規定の条件を満たした代理出産の申請件数は全国で100件を超えた。
中央産婦人科病院は現在までに、代理出産の申請60件を受理しており、うち46件が承認を受けて治療の段階に入った。また、ツーズー産婦人科病院は、受理した代理出産申請33件のうち19件に治療を実施した。