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ダー川からハノイ市までを結ぶ導水管の度重なる破裂事故と敷設プロジェクトにおける規定違反で、公安省経済犯罪捜査警察局(C46)は11月26日、検察院に調査結果を移管し、建設に関する規定に違反し甚大な被害をもたらした容疑で関係者ら9人を起訴するよう求めた。
ダー川導水管敷設プロジェクトに導水管を供給したビナコネックスガラス繊維強化プラスチック管社(Vinaconex Glass Fiber Reinforced Polyester Pipe)の元社長、チャン・カオ・バン容疑者及びダー川導水管敷設プロジェクト管理委員会の元委員長ホアン・テー・チュン容疑者は、それぞれ「低品質の製品の製造・供給」と「低品質の製品の受入・使用」において責任を負う。
同プロジェクトの投資主はビナコネックス[VCG](Vinaconex)で、ビナコネックスガラス繊維強化プラスチック管社はVCGの系列企業。調査当局は、VCGの一部の取締役も建設に関する規定に違反し甚大な被害をもたらした形跡があるとして、別の事件として立件し処分する予定だ。
この導水管は直径1.6mで、2006年に着工、2009年に完成した。敷設されてから2015年11月までに発生した破裂事故は16回にも上り、毎回ハノイ市の約7万世帯が断水などの影響を受けている。度重なる破裂事故の原因は、導水管に使用しているガラス繊維強化プラスチック管が丈夫でないことと見られている。
VCG子会社のビナコネックス・ビワスプコ水道社(Viwasupco)は10月7日、第2期ダー川導水管敷設プロジェクトを着工した。第2期の一環として、全長21kmの第2導水管を敷設する。第2導水管は2016年6月に完成する見通しで、これが完成すれば、既存の導水管と合わせてダー川からハノイ市までの配水量が大幅に増強される見込みだ。なお、第2期プロジェクト全体の完工は2019年末の予定。