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労働傷病兵社会省海外労働管理局は、13日に開催された労働派遣業者らとの会合で、台湾で逃亡するベトナム人労働者数が急増しており、年初から11月までで既に2014年通年の2倍近くに上っていることを明らかにした。
年初から現在までに、台湾では毎月約1100人のベトナム人労働者が逃亡している。2014年に同国で逃亡したベトナム人労働者の数は月平均で2015年の半数に当たる約600人に留まっていた。
台湾でベトナム人労働者の逃亡が深刻化している原因として、ベトナムの労働派遣業者が非常に高い手数料を徴収していることが挙げられる。1人当たりの手数料が、規定の4000USD(約49万2000円)の2倍近い7000USD(約86万1000円) に上る業者もある。
同省のゾアン・マウ・ジエップ次官は、ベトナム人労働者の逃亡を減らすべく、手数料に関する規定を厳守するよう各派遣業者に求めた。また、違反した業者に対して厳格な処罰を科すと強調した。このほか、台湾労働省にベトナム人労働者の手数料削減案を提出することも検討している。
海外労働管理局が発表した統計によると、2015年年初10か月に送り出した海外派遣労働者数は、前年同期比+9.1%増の9万9415人(女性3万1772人)で、2015年の年間目標値9万人を4.65%上回った。台湾は、ベトナム人の派遣労働者数が最も多く、ここ数年のトップを維持している。