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小型潜水艦「チュオンサ1号」を自主設計・製造し話題となった紅河デルタ地方タイビン省在住の会社社長グエン・クオック・ホアさんは9日、新たに製造した潜水艦「ホアンサ1号」の潜水・浮上実験を水槽の中で行い、見事に成功させた。
水槽は縦9m、横3.5m、深さ4mのコンクリート製。ホアさんによると、今回の実験は2回目で、いずれも満足のいく結果を得られたという。
ホアンサ1号は、全長7m、幅2.5m、高さ2mの小型潜水艦。最大潜航深度は50m、最大潜航時間は3日間の計算だ。チュオンサ1号よりも優れた特長を有しており、無線通信装置や前方障害物警報装置、360度の水中監視カメラなどを搭載。また、水だけでなく泥にも潜ることができるという。
ホアさんは、ホアンサ1号の川での潜航実験に意欲をみせており、後に海洋でも実験を行いたいとしている。なお、ホアさんは2014年、水槽中でチュオンサ1号の潜水実験を成功させたが、当局は「海洋での実験にあたり安全性を確保できない」として、海洋での潜水実験を未だ認めていない。