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FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)は22日、南中部沿岸地方ダナン市の大学3校との間で、質の高い日本語IT人材育成に関する提携契約を締結した。提携校は、◇ダナン大学(工科大学、師範大学、外国語大学を含む)、◇ズイタン大学、◇ドンアー大学の3校。
FPTソフトウェアは、カリキュラムへの日本語導入や日本語能力試験でN3(日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができるレベル)以上に合格した卒業生の採用に向けて、3校と協力する。
更に、同社は市内でITを専攻する学生に対して日本語学習を奨励し、日本語教育プログラム内容や日本語レベルの高い学生への奨学金授与、インターンシップなどの支援を約束している。
同社のホアン・ベト・アイン社長によると、同社にとって日本は最大のソフトウェア輸出市場だが、日本語IT人材不足が深刻化しているという。このため同社は現在、「ブリッジSE1万人養成プログラム」を実施しており、今回の提携で同プログラムの進捗が更に加速するものと期待されている。
同社は、2020年にブリッジSE1万人の採用、売上高3億USD(約360億円)を達成すべく、2015年から2020年にかけて年間800~2000人を採用する計画だ。