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15日、夕方のラッシュアワーから23時ごろにかけてホーチミン市の広域で豪雨が発生し、一部地域で1m以上冠水した。冠水により、市内の複数の基幹道路で激しい交通渋滞となり、ディエンビエンフー橋(ビンタイン区)から同市東部の玄関口であるラックチエック橋(9区)までの区間では、5kmに及ぶ渋滞となった。南部気象当局によると、最大131mmの雨量が観測され、今年最悪の豪雨を記録したという。
ホーチミン市で冠水が深刻化していることを受けて、同市冠水防止管制センター(SCFC)は、総面積875haの貯水湖103か所の建設を計画している。2016年中にまず1兆3000億VND(約70億円)を投じて、◇バウカット湖(タンビン区)、◇ゴーズア湖(トゥードゥック区)、◇カインホイ湖(4区)の3か所を着工する予定だ。
バウカット湖は、長さ125m、幅32m、深さ2.5mで、同市初の地下貯水湖となる。これが成功すれば、市内の他の地域でも地下貯水湖を建設する。ゴーズア湖及びカインホイ湖の面積はそれぞれ24ha、4.8haになる見通し。