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最近、シンガポールの空港に到着したベトナム人観光客(主に女性)が、シンガポール入国管理局(ICA)に入国を拒否されるというケースが増加している。在シンガポール・ベトナム大使館領事部はICAに対し、両国間の相互ビザ免除規定を遵守し、ベトナム国民に現行の規定に反する対応をしないよう申し入れた。
ICAは入国拒否の理由について、シンガポールに入国する際、複数のパスポートを使用するという違反を犯すベトナム人女性が多いためと説明している。氏名の異なる3つのパスポートを所持している人もいたという。
ICAはベトナム人観光客の入国検査を厳しくしており、入国目的を明確に説明できない人の入国を拒否しているため、違反をしていない人でも拒否される場合があるとしている。ただ、こうしたケースはベトナムに限らず、タイを含む一部のASEAN加盟国の観光客にも生じているという。
領事部の幹部は、引き続きICAと協議して、入国拒否の理由や基準を明確にするよう求めると共に、検査を行う際に検査官がベトナム人を尊重する態度を取るよう要請すると話した。