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南中部沿岸地方ダナン市人民評議会は9日、同市の観光発展について議論し、一部の観光客が「パジャマ」で海水浴をしている現状を取り上げた。
ダナン市の海岸では連日、国内外から訪れた多くの観光客が海水浴を楽しんでいる。しかし、外国人観光客の中には、水着ではなくパジャマを着て海水浴をするベトナム人観光客の姿を見て、不快に感じる人もいるという。
同市文化スポーツ観光局のゴ・クアン・ビン局長は、こうした現状を指摘した上で、同局と観光関連当局が今後、水着を着用した人のみが利用できる海水浴エリアを設ける方針であることを明らかにした。ビン局長はまた、海水浴の際に水着の着用を義務付ける規定を設けることも検討すべきとした。
これについて同市人民評議会では反対意見が相次いだ。ある議員は、「水着着用を義務付けるのは困難。各国でそれぞれ文化も異なり、外国人にとって海水浴に水着は不可欠だとしても、ベトナム人にとってはそうでないかもしれない。中には長ズボンやワイシャツを着て海水浴をする人もいるくらいで、パジャマの方がまだましだ」と反論した。