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国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会はこのほど、ドイツのボンで開いた会合で、北中部クアンビン省にあるフォンニャ・ケバン国立公園について、新たに2つの評価基準での自然遺産登録を認定した。
それによると、フォンニャ・ケバン国立公園は、「生態系」と「生物多様性」の評価基準を満たすと認定された。同国立公園は、2003年に「地形・地質」の評価基準で自然遺産登録されており、今回、新たに2つの評価基準が認められたことで、4つの評価基準のうち3つを満たすアジアで初めての国立公園となった。
また、世界遺産委員会は今回の会合で、同国立公園の面積を現在の約8万6000haから約12万3000haに拡張することを承認した。
同国立公園には、4億年前から形成されたアジア最古のカルスト地形が残っており、大小300余りの洞窟が存在している。特に、美しい鍾乳洞を持つことで世界的に有名だ。同国立公園には、絶滅が危惧されている動植物も多く生息している。