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肺の検査と手術のためフランスに滞在しているフン・クアン・タイン国防相が、月末にも帰国する見通しだ。タイン国防相は6月末にフランスへ発ち、6月30日に肺腫瘍の手術を受けたと報じられている。腫瘍は良性で、術後の経過も良好だという。
ドイツ通信社(DPA)は20日、タイン国防相がフランスのジョルジュ・ポンピドゥー病院で19日に死去したと伝えたが、国防省ベトナム人民軍副参謀長のボー・バン・トゥアン中将はこれを誤報と否定。「根拠のない無責任な報道」として強く批判した。これに対しDPAは謝罪の意を示している。
タイン国防相は、ベトナム戦争時に事故で肺を損傷し、その影響もあって肺の一部が線維化したと見られている。2か月ほど前からひどく咳き込むようになり、ベトナムで生検を受けたががんは見つからなかった。しかし今回、大事を取ってフランスに渡り詳しい検査を行うことになった。