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ホーチミン市冠水防止管制センター(SCFC)は、市内68か所に点在する冠水発生地区のうち、51か所の対策工事を年内に完了し、残る17か所は2016年以降に取り組む計画を明らかにした。
工事が完了していない冠水発生地区には、交通量が多く民家の密集する通りが名を連ねている。具体的に、◇ビンタイン区:ウンバンキエム通り、バクダン通り、グエンシー通り、国道13号線、◇タンフー区:ファンアイン通り、ゴーザウ通り、タンクイ通り、チュオンビンキー通り、◇ゴーバップ区:レドゥックト通り、◇ビンタン区:ホーゴックラム通り、◇2区:ルオンディンクア通り、◇7区:フインタンファット通り、◇8区:アンズオンブオン通り、メーコック2通り、ルーフーフオック2通りなどが対策工事の対象となっている。
巨額を投じた大規模な冠水対策工事が進められている一方で、工事を終えたものの冠水が再発している地区は33か所にも上る。再発の原因として、◇ごみが下水道・排水溝に詰まっていること、◇下水道・排水溝自体が小さいこと、◇ごみの堆積により河川や運河の水深が急激に変化していること、などが挙げられている。