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交通運輸省と国家交通安全委員会は11日、ホーチミン市におけるトレーラー運送に関する問題について、関係者らによる座談会を開催した。過重労働の運転手、偽造免許と知りつつ黙認する運送会社、責任を果たしていない政府機関といった現状が浮かび上がった。
ホーチミン市貨物輸送協会のブイ・バン・クアン会長は、過積載トラックの取り締まりが厳しくなったことや、トレーラーの運転に必要な特殊免許(FC免許)を取得するための条件が厳しくなったことから、FC免許を持つトレーラー運転手が大幅に不足しているとの認識を示した。
ラムビン運送会社のラム・ダイ・ビン社長は、レ・ディン・ト交通運輸次官にトレーラーの台数や運用の実態を聞かれ、トレーラー50台に対して運転手が40人しかいないと回答。偽造免許と知りつつ運転させていると正直に話し、参加者らから苦笑が漏れた。
これに対しト次官は、偽造免許の判別は容易で、運送会社はむしろ偽造免許だと知りたくないのではないかと述べた。交通安全委員会のクアット・ベト・フン副委員長は、運送会社が偽造免許と知りながらそれに目をつぶっているのであれば、「偽造免許の横行を阻止できない」などと政府を責めることはできないと警告した。