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ホーチミン市1区中心部のグエンフエ通りは、歩行者天国への改修が完了し4月29日より開通しているが、スリやひったくり事件が相次いで発生しており、「ベトナム初の歩行者天国」というイメージに傷が付くと懸念されている。
同通りは、毎日19時から23時までの間、歩行者天国となる。連日多くの市民や国内外の観光客が集まるため、スリ犯やひったくり犯は人混みに紛れて犯罪行為を働いている。
これを受けて同市公安局は、歩行者天国の安全・秩序を確保すべく、監視カメラ数百台の設置を決めた。このほか、警察や民間防衛隊などが周辺の巡回を行っている。
5月1日20時30分頃には、歩行者天国を散歩していた女性が3人組の女グループに金のネックレスをひったくられる事件が発生した。ひったくられた金のネックレスは2000万VND(約11万1700円)相当だという。また、写真を撮影している最中にiPadを盗まれるなどの事件も続発している。
同市警察は、所持品や身の回りに気を配り、被害を未然に防ぐよう注意を呼びかけている。