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ベトナム航空(Vietnam Airlines=VNA)の機長と客室乗務員の男2人が3月、韓国の釜山(プサン)市金海(キメ)国際空港で、ゴールド密輸の容疑で逮捕されていたことが同国の報道により明らかとなった。
逮捕されたのは、VNA機長のグエン・バン・ズン容疑者(35歳)と客室乗務員のグエン・トゥアン・フォン容疑者。2人は3月10日、ハノイ発釜山行きのVN426便で韓国に到着。空港でセキュリティ検査を受けたところ、靴底に隠していた重さ1kgの金の延べ棒計6本(約55億VND=約3100万円相当)が発見された。
2人は身柄を警察に移され、取り調べに対して「金の延べ棒1本につき250USD(約2万9800円)の報酬で、輸送を引き受けた」と供述しているという。
航空機の乗員は、搭乗前に乗客とは別の場所でセキュリティ検査を受けるが、検査は乗員・乗客共に同じ手順だ。北部航空管制部は、2人がベトナム出国時のセキュリティ検査を問題なく通過できた原因を究明すべく、調査を行っている。