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ホーチミン市1区のグエンフエ通り沿いにあるダクストンホテル前で8日13時頃、視覚障害者が深さ3mのマンホールに転落し負傷する事故が起きた。
転落した33歳の男性は、視覚障害を抱えながら約20年間ホーチミン市で宝くじを売って家計を助けている。事故発生当時、この男性は白杖を持って宝くじを売り歩いていたが、マンホールの蓋が開いていることに気付かずそのまま転落した。
事故現場では、作業員が汚泥処理のためにマンホールの蓋を開けたまま、安全柵も設置せずに作業を行っていたという。
男性は、周辺住民により病院へ搬送され、幸いにも手足と頭に軽傷を負っただけで済んだ。転落した際、水に濡れた宝くじ約60枚は周辺住民が買い取った。また、男性の治療費は全て汚泥処理の請負業者が負担するという。