(C) doisongphapluat 写真の拡大. |
(C) doisongphapluat 写真の拡大 |
南中部沿岸地方クアンナム省タンビン郡ビンフック村で進められている国道1号線拡張工事現場で4日午前10時ごろ、施工業者の約束不履行に反対し工事を阻止しようとした地元住民が、トラック運転手に土砂をかけられ生き埋めになる事件が発生した。
生き埋めになったのは、同村在住のグエン・タインさん(男性・56歳)。空芯菜栽培用の池の埋め立てに関して施工業者が当初の約束を守らなかったことから、一家で工事を阻止しようとしたところ、タインさんはトラックに積まれていた約3m3の土砂をかけられ生き埋めになった。
タインさんは15分後、体中に傷を負った状態で救出されたが、家族は救急車での搬送を拒否し、現場で手当てをするよう求めた。説得の末、家族は13時ごろにようやく病院へ搬送することに同意した。
土砂をかけたトラック運転手は、地元住民から集団暴行を受け、軽傷を負った。タインさんの家族はトラック運転手が故意に土砂をかけたと訴えているが、トラック運転手は、「タインさんに恨みなどないし、故意ではない」と陳情している。警察は現在、関係者の事情聴取を行い、裏付け捜査を進めている。