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ホーチミン市人民委員会は11日、同市で葬儀を行う際に従来の土葬ではなく火葬を行うよう奨励する決定第14号/2015/QD-UBNDを公布した。同決定は3月21日から発効する。
それによると、同市に戸籍のある市民または近隣省・市を含む地域の退職者、貧困世帯(ホーチミン市の基準による)で死亡者が出たとき、市内の火葬施設で火葬を行えば、市から家族に補助金が支給される。補助金額は遺体一体につき150万VND(約8600円)。ただし、死亡者が6歳未満の場合は無料で火葬を行うことができる。
また、死亡者が◇ベトナム英雄の母、◇人民軍の英雄、◇労働英雄、◇紋章を持つ40歳以上の共産党員、◇1945年1月1日以前に行われた革命活動の参加者、◇1945年1月1日から同年の8月革命決起日までに行われた革命活動の参加者、◇貧困世帯(ホーチミン市の基準による)などの場合には、補助金250万VND(約1万4300円)が支給される。
同市人民委員会によると、火葬は現代の生活に即した文明的な葬送だが、市民には古くからの習慣や信仰が染み付いているため、火葬を行う家族はまだ少なく、多くの場合は従来通りの土葬を行っているという。