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ベトナム全国における2014年の交通事故死亡者数は約9000人で、3年連続の減少となった。11日に行われた政府首脳陣の会議でディン・ラ・タン交通運輸相が明らかにした。
タン交通運輸相はこの席で、「交通事故死亡者数は2010年の約1万3000人から大幅に減り、昨年初めて9000人まで減少した。しかし、依然として高い数字のため、今後も交通事故削減および交通事故死亡者数の減少に向けて様々な対策を打ち出していく必要がある」と述べた。
また、同会議に出席したウオン・チュー・リュー国会副議長も「交通事故件数は今後5~10%の削減を目標として、各地自治体が対策を講じなければならない。間もなくテト(旧正月)を迎えるが、この期間中だけでなく、継続的な交通安全対策を実施することで、国民の安全な生活を実現していくことが重要だ」と強調した。
なお、2015年1月にベトナム全国で発生した交通事故件数は2171件、死亡者数は781人、負傷者数は2047人となっており、前年同月と比べ、それぞれ▲8.7%、▲13%、▲7%減少した。但し、ホーチミン市やハノイ市などの都市部では、新暦の正月の時期に深刻な交通渋滞が発生したという。