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ハノイ市にあるフンベトがん・腫瘍病院(34 Dai Co Viet St., Le dai Hanh Ward., Hai Ba Trung Dist., Ha Noi)のホアン・ディン・チャン院長によると、ベトナムでは毎年20万人が新たにがんと診断されており、患者の80%が病院で診断を受けた時点で末期状態だったという。このためがん治療後の生存率も低く、毎年7万人が死亡している。
ベトナムにおけるがんの発症率及び死亡率は世界でも高い水準にあり、特に男性の患者数が多いのは、◇肺がん、◇胃がん、◇肝臓がん、◇大腸がん、◇食道がんの5つとなっている。一方女性では、乳がんと子宮がんの患者数が多いという。
チャン院長は、ベトナム人にはがんの知識がほとんどないと指摘した上で、定期検診を通じてがんに対する意識を向上させると共に、予防や早期発見、治療への取り組みなどを周知・促進していくべきだと勧告した。