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ハノイ市ドンダー区の文廟前の歩道では、毎年テト(旧正月)前後の期間中に書道家らが店を広げて書を披露する光景が見られ、名物のようになっている。しかし今年は歩道ではなく、文廟内のバン池の周りに店を出すことになった。
ベトナム・ユネスコ書道クラブやフオンナム書道クラブなど市内の10の書道クラブと文廟、ハノイ市当局、警察などが協議して決めた。バン池の書道通りは、新暦2月11日(旧暦12月23日)から活動を始める見込みだ。
ユネスコ書道クラブの代表者は、伝統行事も都市化や時代の流れに従って行う必要があるとし、文廟内で行う利点として管理が行き届くことや書道展を開催することなどを挙げた。170を超えるブースが設けられる予定という。
実は2014年のテトにもバン池に書道通りが設置されたが、◇空間デザインが美観を損ねている、◇書を書くためのスペースが足りない、◇駐輪場から文廟までの行き来が混雑しすぎる、といった反対の声が沸きあがり、1週間ほどで元の歩道に戻っている。