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グエン・タン・ズン首相はこのほど、ハノイ市におけるベトナム自然博物館の建設プロジェクトへの投資を承認した。投資主体は政府直属のベトナム科学技術研究所(Vietnam Academy of Science and Technology=VAST)。
同プロジェクトでは、同市クオックオアイ郡のクオックオアイ生態都市区またはソンタイ町のベトナム民族文化観光村のいずれかの用地32haに、◇屋内展示エリア、◇国家的標本コレクション・常緑樹林・洞窟・岩石などの展示エリア、◇公園・庭園エリア、◇展示・学習エリア、◇研究センター、◇水族館、◇標本製作所などを建設する。
国家レベルの自然博物館を建設することでベトナムにおける自然研究を推進すると共に、自然に関する展示を通じてベトナムの自然を多くの人に知ってもらい、自然環境保護に対する国民の意識を高めることが同プロジェクトの狙いだ。
投資総額は未定だが、一部は国家資本から拠出され、このほか民間資本などで賄う予定。建設工事は2期(第1期は2015年~2020年、第2期は2021年~2025年)に分けて実施し、インフラ整備、標本の収集、展示計画の策定、人材育成などを行っていく。