(C) vnexpress (右から)オシウス氏、母親、パートナー、息子 |
テッド・オシウス新米国大使がこのほど、パートナーと息子、母親の3人と共にハノイ市ノイバイ国際空港に到着した。米国の首都ワシントンD.C.から20時間の長いフライトを経て到着した新大使は晴れやかな笑顔を見せ、国民にフレンドリーな好印象を残した。
地元記者に囲まれて、新大使は「ベトナムへ戻って来るという夢が叶った」とベトナム語で挨拶。空港でショートインタビューに応じ、「2015年に迎える越米国交正常化20周年に向けて、力を尽くしてベトナムの更なる成長を支援していきたい」と抱負を述べた。
オシウス氏は1996年、越米国交正常化後に初めて来越した外交団の1人だった。1997年より数年間は在ホーチミン米国総領事館に勤務し、米国へ帰国してからも度々来越している。
かつては自転車でハノイ市からホーチミン市までを周遊し、ベトナム全土を訪れたことのある同氏は、ベトナムに深い愛着を持った人物として知られており、米国のベトナムに対する武器禁輸の解禁にも大きく貢献したと見られている。
なお、オシウス氏はハーバード大学で社会学専攻の学士号を、ジョンズ・ホプキンス大学で国際経済・対外政策専攻の修士号を取得。ベトナムのほか、インドネシア、タイ、フィリピン、インドなどアジア諸国での勤務経験があり、来越直前には米国国防大学で教鞭を執っていた。