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国家交通安全委員会は、ハノイ市、南中部沿岸地方ダナン市、ホーチミン市で「交通安全酒場」モデル事業を試験的に実施する予定だ。モデルとなる酒場では、酒に酔った客の車を預かって、客を家まで送り届けるサービスを提供する。
国家交通安全委員会とベトナム・ビール・アルコール・ソフトドリンク協会(VBA)は、いくつかの客の多い大きな酒場に参加を要請する意向で、早ければ2015年1月にも開始する予定。同委員会事務局は、酔った客はタクシーか酒場の手配する車で帰宅させることを想定している。
ベトナム自動車運輸協会のグエン・バン・タイン会長は、計画に賛意を示す。このサービスを実施する酒場は、車の運転をする人達に歓迎され、有料でもサービスを利用するだろうと話した。
一方、ハノイ貨物運輸協会のブイ・ザイン・リエン会長は、「交通部門がやるべき事は他にある。外国で成功しているからといってベトナムでうまくいくとは限らない」と悲観的だ。ハノイのあるチェーン店の酒場の店主は、アイデアには賛成だが駐車スペースの確保が課題で、実施できる店は限られると話している。