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最近、南中部沿岸地方のクアンガイ省やクアンナム省、ダナン市で、ハブ属の一種である毒ヘビ「グリーンピットバイパー(Green Pit Viper)」に噛まれる人が続出し、これまでに数十人が入院している。
クアンガイ省ビンソン郡チャウオー町では、この3日間だけで約30匹のグリーンピットバイパーを発見し、退治した。幼稚園の守衛は門を開けている時に噛まれて入院した。同町人民委員会のファム・フン副主席は「毒ヘビが異常に多い現状について郡に報告した」と話した。このヘビは、家の中にも侵入し、ダナン市の中心部などでも発見されている。
こうした状況を受けて、クアンガイ森林管理支局は各森林管理所に対し、地方当局と協力して毒ヘビを駆除するよう指示した。グエン・バン・ハン支局長は、雨が少なく洪水が起きなかったことが、ヘビの繁殖にとって好条件だったのではないかと推測している。
クアンガイ総合病院によると、11月1日から20日までの間に40人余りが毒ヘビに噛まれて入院している。治療には長期間の療養が必要だという。