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ホーチミン市人民委員会はこのほど、同市内に市民や観光客、身体障害者向けの「5つ星公衆トイレ」100基を増設するという同市交通運輸局の提案に同意した。現在、同局が投資主を募っている。
新たな公衆トイレは、同市の24区・郡における公園やバスターミナルに設置される予定。利用時間は午前5時から22時までとなる。
同市内には、4~5つ星レベルの公衆トイレやATM付き公衆トイレが1区タオダン公園、同レバンタム公園、同9月23日公園などに約10基設置されている。トイレの面積は60m2。一般的な公衆トイレと異なり無料で利用することができ、市民や観光客からも好評を得ている。
これら既設の公衆トイレの総工費は、1基につき8億~10億VND(約430万~540万円)で、ベトナムの大手民間商業銀行サコムバンク[STB](Sacom Bank)が投資している。また、STBは総工費のほか、清掃員の雇用費や電気・水道代も負担している。
現在、同市には全部で約200基の公衆トイレが設置されているが、その数はまだ不足しており、更に老朽化も進んでいるため利用者の需要に応えられていない。これを受けて、「5つ星公衆トイレ」の増設に市民や観光客からも期待がかかっている。