(C) giaothongvantai 写真の拡大. |
ディン・ラ・タン交通運輸相は7日、6日午前にハノイ市都市鉄道(メトロ)2A号線(ドンダー区カットリン~ハドン区間)第3タインスアン駅高架工事現場で建設資材の鉄筋が道路に落下し通行人5人が死傷した事故について関連機関と緊急会議を開き、関連企業の責任を厳しく追及した。
タン交通運輸相は、「ゼネコンは中国鉄道第6局有限会社だが、事故発生現場で作業を行っているのは地場系の第1工事建設総公社(第1シエンコ:CIENCO1)傘下の第17橋梁工事社。よって第1シエンコが直接的な責任を負うべき」と指摘。
また、タン交通運輸相は事故の連絡を受けてすぐ、第1シエンコのファム・ズン会長に対し現場へ急行して事故処理に協力するよう電話をかけたにも関わらず、ズン会長は会議中であることを理由に現場へは行かず、第1シエンコの労働組合長と第17橋梁工事社の責任者を派遣しただけだったという。
これについてタン交通運輸相は、「死者が出ているにも関わらず会議を続けていた第1シエンコの会長は責任感が欠如し過ぎている。第1シエンコは株式会社化されたため直接的に処分することはできないが、同会長を厳しく処分するよう同社の取締役会に求める」とコメントした。
これに対しズン会長は、「状況の深刻さを十分に認識していなかった。会議が終わった後すぐに現場へ向かい事故処理に協力し、病院を訪れて被害者らを慰問した。今回の件は教訓として受け止め、処分も受け入れる」と述べた。